ブルゴーニュ・ルージュ[2006]
カテゴリ:ワイン
ブルゴーニュ・ルージュ[2006]
サヴィニー村、アロース・コルトン村、ショレ・レ・ボーヌ村に囲まれたACブルゴーニュの区画とサヴィニー村内AOCオート・コート・ド・ボーヌ区画のレ・シュヴリエールとレ・ペリエールの格落ちもののブレンド。なんとも贅沢なブルゴーニュ・ルージュです。つまり、約20%がACブルゴーニュで、約80%がAOCオート・コート・ド・ボーヌの格落ちもののブレンドですね。生産量が少なく、2005年まで昔から取引のあるパリのレストランに独占販売していましたが、2006年ヴィンテージから日本初入荷!基本的にオフヴィンテージと言われる年のみ生産されるキュヴェです。<輸入元資料より><試飲しました♪>色合いは薄い赤紫。非常に透明度が高く、外観だけだとボジョレーのような印象を受けます。香りは最初酸が立っていましたが次第に角が取れ初め、イチゴミルク、バラ、スモークサーモン、キノコ、シナモン。時間とともにイチゴミルクの感じが強くなってきました。それと何となくローラン・ルーミエのオート・コートに似ている香だち。チャーミングな土っぽさ。テロワールの土の雰囲気がワインに表現されています。抜栓直後の一口目は「おっ、すっぱっ」。やはり、2006年ですね。2005年とは酸の立体感が違います。その分ややボディの弱さと、アンバランスな感じがまだあります。ルイ・シュニュ特有の旨みにやや欠ける感じ。やっぱり、2005年のワインばかり飲んでいるとあの厚い果実味が欲しくなってしまいますね。しかし、30分も放っておくと随分と開きました。目立っていた酸味もワインに溶け込み、その分旨みとミネラル感を纏始めました。本当優しい味わいのピノ・ノワール。一言で言えばこれこそチャーミングな美味しさです。控えめで細やかなタンニン。やや奥の方に感じる乳酸系の旨みが最後を締めます。全体としては瑞々しいザクロを頬張った感じ。2004年に感じたルイ・シュニュの薄旨系な特徴がキチンと表現されていますね。ワイン自体に収斂する核の存在感や、味わいの奥行きは持ち合わせていませんが、気軽に飲む美味しいピノとしては上位ランクのワインです。窓からの木漏れ日を受けて輝く、滑らかなシルクのネグリジェ・・・。そんなイメージかな。やっぱり繊細さこそルイ・シュニュワインの生命線ですよ。トマトベースの魚介系パスタや、トリッパの煮込みなんかに合わせてみたいですね。昔ながらのケチャップ味のチキンライスでも意外に合うかも。2005年と言うヴィンテージと某雑誌の強力な後押しを受けて大ブレイクした「新ブルゴーニュ」ですが、これからが正念場です。「新ブルゴーニュ」と言われる作り手が林立する市場において、まさに一人一人の力量が問われる2006年。一体どのくらいの生産者が生き残っていくのでしょう。売り手としても作り手の持つ個性をしっかりと伝えて行かないと一過性のブームで終ってしまいます。その兆候は既に出始めていますから・・・・。こんなに魅力的なワインなのに、なぜか楽天内でも僅かに数店舗しか取り扱いがありません・・・・。まぁ、確かに輸入元も輸入しすぎの様な感がありますが。
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