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モルゴン・ヴィエイユ・ヴィーニュ[2003]ギイ・ブリュトン

モルゴン・ヴィエイユ・ヴィーニュ[2003]ギイ・ブリュトン

モルゴン・ヴィエイユ・ヴィーニュ[2003]ギイ・ブリュトン
モルゴン・ヴィエイユ・ヴィーニュ[2003]ギイ・ブリュトン

 今まさに最高の飲み頃だと言えるボジョレー屈指の名醸造家、ギィ・ブリュトン氏のバックヴィンテージ。灼熱の夏の太陽が生んだ類い稀な【2003年】の奇跡。 もともと過熟した葡萄が多かったとされるこの年のものは通常に較べ果実味の凝縮度が高く、その反対に酸度は当時から官能的に甘いとさえ感じる低いものでこういった特例的なワインがいかにして熟成していくのか私個人としてはたいへん興味深いものでした。 収穫から4年を経て久しぶりにコルクを抜いてみますと、当初こそ若干ボジョレーの葡萄品種に由来する香りはあるものの、空気に触れた時間が長くなると明らかに『ブルゴーニュらしい』ものになります。 そしてグラスに口をつけてみますと、ちょうど絶妙! 濃すぎるきらいのあった果実味は落ち着きをみせ、先天的に低い酸度と見事なバランスを取っているため、温度が低ければまるでジュースのようにごくごく飲めてしまうような不思議な感覚に包まれます。 時間がさらに経過するとさらに見事なスタイルをみせはじめますが、通じて言える事は酸度の尖った部分がないため、どなたにもおすすめしやすい本当の意味で美味しいワインであるという点。 私がこのギィ・ブリュトンに今のように入れ込むきっかけは「1994年」の同じワインを1998年に試飲した際の繊細な素晴らしさでした。同じ魔法が今2003年にも起こっている、そんな興奮をこの文章でどの程度お伝えできるか分かりませんが、このレベルになりますともはやボジョレーではなく、モルゴンという名のグランヴァンだと常々感じます。
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